• オウンドメディアのSEO戦略構築・制作から運用サポート

TOP>【同時活用で1+1を3以上にする】オウンドメディアとペイドメディアを同時活用する目的とは
Knowus

 

こんにちは。

 

スターティアラボ ブログ編集部です。

 

最近、オウンドメディアの記事についてたくさん書かせていただいているのですが、「オウンドメディアを始めたら、ペイドメディアはいらないの?」といったご質問を受ける事がありますが、答えはNoです。それぞれで活用メリットは変わります。

 

今回は"オウンドメディアとペイドメディアの併用"についてご説明致します。

 

オウンドメディアとペイドメディアの違い

まず初めに、オウンドメディアとペイドメディアそれぞれの役割についてご説明します。

 

オウンドメディア・・・自社ブログやメールマガジンなど、自社で所有・運営・管理しているメディア

 

ペイドメディア・・・リスティング広告、リターゲティング広告など、広告枠を購入することで利用できるメディア

 

このように、2つのメディアは役割や利点が全く異なります。

 

オウンドメディアは自社運営のメディアなので、当然ながらコンテンツの内容は自由に扱う事ができ、伝えたい内容をダイレクトにユーザーへ伝えることができます。


その反面、メディアに対して関心のあるユーザーしか来訪しない可能性が高く、中のコンテンツに関連した情報そのものを知らないユーザーに対しては、訴求する事が難しいものです。

 

ペイドメディアの役割は、不特定多数のユーザーに情報発信や宣伝を行うことにより、製品やサービスを認知させ、既存顧客を含め、潜在顧客や自社に興味を持っていないその他の未来のお客様とも接点を作ることができます。

 

難点と致しましては、当然ながら出稿をやめた時点で広告効果もなくなってしまい、一定の効果を得るには広告費を払い続けなければならないという点があげられます。

 

オウンドメディア×ペイドメディアの活用例

役割の異なる2つのメディアですが、どちらか一方を取れば良いかというとそうではありません。どちらも活用し、それぞれのメリットで相乗効果を狙う事ができます。

 

ここで活用例を1つあげます。

 

①ペイドメディア(リスティング広告やバナー広告)でオウンドメディアへ誘導 【新規集客】

          ↓

②オウンドメディアで情報を提供し、来訪したユーザーを未来の顧客へと育成 【顧客育成】

          ↓

ペイドメディア(リターゲティング広告)で、1度オウンドメディアに来たお客様に再度訪問を促す 【ユーザーの囲い込み】

 

①に関しましては、安価に広告を出稿できるリスティング広告は様々な企業で多く活用されているため、以前よりも潜在層の集客が難しくなっている現状があります。

 

ただ、あくまで「以前よりも」ですので、効果的な場合はございます。

 

広告予算を取れる企業様は、一度お試しになってみてはいかがでしょうか。

 

STEP1 オウンドメディア×ペイドメディア(リスティング広告&バナー広告)の活用

上記の活用例をご覧いただいて、もしかしたら疑問を感じた方がいるかも知れません。

 

それは、「オウンドメディアはコンテンツマーケティングとしての施策なのに、どうしてリスティング広告やバナー広告を行う必要があるのか?」というものです。

 

広告ではなくコンテンツの力でコンバージョンを図ろうとしているのに、広告費用をかけるのでは矛盾していないか?という疑問ですね。

 

結論を先に申し上げますと、オウンドメディアとペイドメディアは対立する関係性ではなく、役割が異なっているだけなので併用は至極当然なのです。

 

オウンドメディアの役割は、Webサイトに来ていただいたユーザーに対し、有益な情報を提供し、未来の顧客を育成する事。

 

ペイドメディアの役割は、オウンドメディアの存在をユーザーに知らせる事。

 

オウンドメディアにおいての集客の間口は、基本的にGoogle検索などのオーガニック検索による流入です。それは短期的に追えるものではなく、メディアを育てながら成果を追う、中・長期的なマーケティングです。

 

そこにペイドメディアによる集客を掛け合わせ、短期的に多くのユーザーを取り込み、サイクルを早くします。

 

オウンドメディアを始めることにより、キーワード数が増えてこれまで獲得できなかったユーザー層での流入もあるでしょう。それだけではなく、そこにリスティング広告やバナー広告でさらに流入が増えれば、それだけ潜在顧客を育てるサイクルを早く回す事ができます。

 

STEP2 オウンドメディア×リターゲティング広告

ここでも疑問の声が聞こえてきそうです。「オウンドメディアへの集客が成功したら、後はそこでファンを作っていくんじゃないの?」と。

 

オウンドメディアへの集客後、さらにペイドメディア(リターゲティング広告)を用いて一度訪れたユーザーの囲い込みをするいうのは、結局ペイドメディアありきの施策だと考える人もいるかも知れません。

 

ですが、改めて考えてみてください。

 

皆さんも日々インターネットに触れる機会が多いと思いますが、例えば何か調べものをして、その時は「このサイトいいな!」と思ったとして、後日また再度そのWebサイトを訪れる確率は何%ありますでしょうか?実は、その確率は意外と低いものなのです。


もちろん、オウンドメディアはファンを作るためのメディアですので、1度の来訪でファンになってもらえればそれ以上の事はありません。しかし上記の通り、1度の来訪でファンを作る事は、余程のコンテンツでない限り難しく、ある程度の回数が必要になってきます。

 

訪れたユーザーを逃さないために、1度オウンドメディアに足を運んでくれたユーザーに対しリターゲティング広告をうち、さらなる情報を提供することで、未来の顧客の創造と取りこぼしをなくしていく必要があるのです。

 

まとめ

オウンドメディアをやれば広告費はいらなくなる」と考えていた方に対しては、真逆の説明となりました。

 

現在、企業がペイドメディアからオウンドメディアに移行しつつある原因の多くは、ペイドメディアの費用対効果があわなくなってきている事が理由です。


しかし、オウンドメディアとペイドメディアをあわせることにより、単体での活用以上の効果を出すことができる可能性があります。

 

1+1=2と考えるのではなく、うまくかけあわせていって1+1を3にでも10にでもする方法を考えることがマーケティングでは重要なのです。

Comments